アナフィラキシー・ショックの症状とは【重大な副作用】

ハチに刺されたときや、アレルギーの食べ物を食べた後に呼吸困難になってしまったり、じんましんがでたりすることがあると聞いたことがある人が多いのではないでしょうか?
それもアナフィラキシーです!

命にもかかわる副作用なので、実際にどのような症状があるのか記載していきます。

目次

アナフィラキシー・ショックとは?

ショックはアナフィラキシーが起こり、さらに命に係わる重篤な状態になることを指します。
その為、ここではアナフィラキシー全般について記載していきます。

薬によるアナフィラキシーは、薬の使用後にその成分や添加物によって身体がアレルギー反応(過敏反応)を起こすことです。
医薬品によるものは1年間で数百例が発生していると推測されています。

症状が現れるのは薬を使用後、30分以内が多いと言われています。
どのような症状が現れるのかは、下に記載していますので参考にしてください!

薬以外にも、ハチに2回目以降に刺されたときアレルギー食品を食べてしまったときなどにも同じ症状が現れます。
こちらも30分以内が多いと言われています。

この中では、薬によるアナフィラキシーが一番早い(5分程度)で、次にハチに刺されたとき(10~15分程度)アレルギー食品を食べた時が遅い(30分程度)とのデータもありますが、人それぞれであることには変わりがないので、30分以上でも様子がおかしい時にはすぐに対処する必要があります。

医薬品の中でもアナフィラキシーを起こす頻度が高いと言われているものが、『抗生物質(抗菌剤)』『解熱消炎鎮痛薬』『造影剤』『抗がん剤』『血液製剤』などです。

抗生剤や解熱鎮痛剤は普段からよく使われているので、リスクを認識していない方も多くいるのが現状です。

お子さまで多いのは、食物アレルギーと関連している医薬品です。
例えば、牛乳アレルギーの方に『タンニン酸アルブミン』卵アレルギーの方に『塩化リゾチーム』、そのほか乳酸菌製剤インフルエンザワクチン等が多いと言われています。
塩化リゾチームは処方薬からはなくなりましたが、市販されている風邪薬にはまだ含まれているものもあります。

多くは2度目以降に、同じアレルギー物質が体内に入ってくると、体の免疫機構が働き、アナフィラキシーを起こすことが多いのですが、医薬品では初めて使用する薬でもアナフィラキシーを起こす場合もあるので、初めての薬には注意が必要となります。

アナフィラキシーの症状

症状として分類別に記載します。

・これらの症状はすべて起こるわけではなく、一部だけ現れることもあります。
・下記は全ての症状ではなく、他の症状が現れることもあります。

皮ふ症状
『体が赤くなる』、『皮ふのかゆみ』、『じんましん』、『くちびるの腫れ』、『口の中に水疱ができる』

呼吸器症状
『呼吸困難(息苦しさ)』、『胸の痛み』、『胸がしめつけられるような感じ』、『声のかすれ』、『くしゃみ』、『のどのかゆみ』、『鼻づまり』、『犬吠様咳そう(けんばいようがいそう:犬の鳴き声のようなせき、ケンケンと言ったようなせきのこと』、『喘鳴(ぜんめい):呼吸をするときにヒューヒュー、ゼーゼーなどと音がする状態』

消化器症状
『腹痛』、『吐き気』、『嘔吐』、『下痢』

循環器症状
『血圧の低下』、『どうき』、『脈が速くなる』、『不整脈』

視覚症状
『視覚の異常』、『視野が狭くなる』

神経関連症状
『不安』、『恐怖感』、『気分の不快』

その他症状
『ふるえ』、『頭痛』、『めまい』、『冷や汗』

ショック症状
『蒼白(顔色の血色がなくなる等)』、『意識の消失』、『意識の混濁』

アナフィラキシーが出た時の対処法

先ほどの症状の中でも、呼吸困難や血圧の低下、ショック症状に関してはかなり危険な状態です。

もちろん、他の症状が初期症状として現れて、少し遅れてから命にかかわる症状が現れることもあります。

お子さまの場合、症状をうまく伝えられない、表現できない、症状が明確ではないことが多いので、注意してください。
いつもよりも元気がない、不機嫌、動きが鈍い、寝てしまう、身体をもぞもぞさせる等がアナフィラキシーの初期症状のこともあります。
大人であればご自身で異常は分かりますが、お子さまの場合は保護者など周りが気づいてあげることが大事になりますので、こまめに観察をしてください。

異常があれば、すぐに医療機関を受診することが大事になります。
救急車を呼ぶことも考慮にいれてください。
症状が軽い時は、医師や薬剤師に連絡してみるのも良いでしょう。

食物アレルギーなどですでにエピペン注射液を持っている際は、そちらをすぐに使用しましょう。

その他、ぜんそくやアトピー、花粉症などで、アレルギー薬やステロイド薬を飲んでいたり、吸入薬を持っている場合は、それに合った症状が出ている際は、1度使用してみることも手ではあります。

日本人は我慢強い方が多いこともありますが、異常がある時は無理をせずに、できるだけすぐに受診しましょう。

アナフィラキシーと似た症状

アナフィラキシー症状ではないが、似たような症状を示すものを一部記載します。
ご自身は判断は難しいと思いますので、基本的には医師の診断に任せましょう。

・じんましん
・過換気症候群(かかんきしょうこうぐん)
・気管支ぜんそく発作
・喉頭(こうとう)領域の急性炎症:のどや気管支の炎症、クループなど

まとめ

薬の場合、体に合わないもの(アレルギー物質)を服用することで起こります。
実際、どの薬でもアナフィラキシーは起こる可能性がゼロではありません!

どの薬が体に合わないかは、実際に飲んでみないと分からないというのが現状です。
アナフィラキシー症状がひどいと、自分では何もできない状態になり、命にかかわることがあるのが怖いところです。

異常があればすぐに受診、多くの方が使用している医薬品でも、人によっては身体に合わないこともあるということを頭の片隅に置いて薬を使用しましょう!

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この記事を書いた人

複数の薬剤師で運営しております。
【ひよこ薬剤師1】
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