【漢方】 芍薬甘草湯 (しゃくやくかんぞうとう)の副作用と豆知識

眠りは人間にとって大事なことであり、健康な身体づくりにはかかせないですね。
そんな重要な眠りの最中に足をつる方ってけっこういらっしゃいますよね。
足をつると痛いだけでなく、その後の眠りも浅くなってしまいます。。。 
その際によく使われている漢方薬の1つ

「芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」

 服用されている方も多いのではないでしょうか。
今日はこの漢方についてご紹介します。 

目次

 足がつるならこの漢方

漢方薬の中ではかなり有名な薬ですね
以前テレビ番組でも、医者の方が紹介していました! 
だからこそ、危険な副作用を知ってもらいたいと思っております!

漢方薬は効きが遅い? 

余談ですが
「漢方薬って効き目が遅い、長く飲まないと効かない」と思っていませんか?
それも間違いです!

漢方薬でも、即効性のあるものもあります!
もちろん体質改善など長く飲む必要があるものもありますが! 

今回の芍薬甘草湯は即効性があるのです!
まあ、足がつって即効性がなかったら意味がないですからね笑 

重大な副作用のまとめ

重大な副作用とは、命の危険があるもの副作用が出た際に身体に重大な影響があるもの等の副作用症状ですので、是非、目を通していただいて、頭の片隅に置いておいてください!
簡単な症状も記載しておきますので、参考にしてください。

※副作用は必ず起きるものではございません
※ご自身の判断で使用を中止せず、異常がある時は必ず医師・薬剤師にご相談ください

偽アルドステロン症(ぎあるどすてろんしょう) 頻度不明

「偽ってことは偽物?」
偽物というよりは、似ていると言った方がいいかもしれないです。 

そもそも「アルドステロンってなによ!」って思った人のために簡単に説明しますね!
そんな難しいことはいらないという方は飛ばしてください笑(青字にしておきます) 
アルドステロンは、体の中に塩分と水をためこんで、カリウムの排泄をして血圧を上昇させるホルモンです。
アルドステロンが過剰に体内にできたことで、高血圧、むくみ、カリウム喪失などがおこる病気が「アルドステロン症」です! 
「偽アルドステロン症」は、そのアルドステロンが増えていないのに、「アルドステロン症」のような症状が出ることです。
アルドステロンが増えていないのに、高血圧、むくみ、カリウム喪失などの症状があらわれます!
だから「偽」、偽物ってことですね!
これでもかなり簡単にまとめました笑 

症状としては、血圧の上昇、体重増加、手足のだるさ、しびれ、つっぱり感、こわばり、力が抜ける感じ、こむら返り、筋肉痛が重くなる、頭痛、顔や手足のむくみ、のどの渇き、食欲の低下、動悸、気分の悪さ、吐き気、嘔吐等が現れます! 
最悪の場合、意識がなくなる、息苦しい、立てないなどの症状が現れることもあります!

市販の漢方薬でもおこることがあるので要注意!
このような症状が出たら、医師・薬剤師にご相談ください! 

間質性肺炎(かんしつせいはいえん) 頻度不明

「ただの肺炎と何が違うの?せきが出るの?」と思う人も多いですよね!
確かに普通の肺炎も怖いのですが… 
まず、肺は直径が約0.1~0.2mmくらいの肺胞(はいほう)と呼ばれる小さな袋が集まって出来ています!

例えるとブドウの房みたいな感じですね! 
間質性肺炎(かんしつせいはいえん)は、この肺胞(ブドウの実)の壁や周辺に炎症が起こり硬くなるイメージです! 
そうすると、うまく酸素が取り込めず、血液中の酸素が減ってしまい息が苦しくなります。

さらに怖いのが、進行すると肺線維症(はいせんいしょう)と言って肺がカッチカチに硬くなってしまうことも… 
症状がひどいと、酸素ボンベを常に付けながらの生活をすることもあります
ボンベも数キロの重さはありますし、息をするのも苦しいし・・・
最悪の場合、人工呼吸器に繋がれることも… 

症状としては、階段を登ったり、少し無理をしたりすると息切れがする・息苦しく

なる乾いたせきが出る発熱等が現れます!
そのような症状が出たらすぐに検査を! 

ミオパチー(みおぱちー)頻度不明

ポケモンの名前ではありませんよ!
簡単に言うと、筋力の低下です!萎縮するとも言います! 

低カリウム血症(カリウムの低下)によって、症状が出やすくなると言われています。
症状としては、脱力感、筋力低下、筋肉痛、手足の痙攣・麻痺等が現れます!
その場合には中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこととされています! 

芍薬甘草湯には上記ような副作用があるので、
1.アルドステロン症の患者
2.ミオパチーのある患者
3.低カリウム血症のある患者
には投与禁忌(飲んではダメですよ!ということ)になっています!

 漢方薬の場合、複数飲んでいるとき、さらに副作用の危険が増します!
違う漢方薬でも、同じ成分が含まれていることが多いので、注意が必要です! 

その他の副作用のまとめ

『頻度不明』
間質性肺炎、偽アルドステロン症、うっ血性心不全、心室細動、心室頻拍、ミオパチー、肝機能障害、黄疸、発疹、発赤、痒等、悪心、嘔吐、下痢等

多くの方が使っている薬でも危険な副作用があります。
副作用が出た時は、対処スピードが重要です。

薬の副作用なのか、体調不良や病気によるものなど原因は多々あります。
実際には医師・薬剤師でも判断はかなり難しいものです。
少しでも気になることがあれば、ご相談ください。
医師には言いづらいこともあると思います。
その際は、お気軽にかかりつけの薬剤師に相談してくださいね!

この記事を読んでくださった皆さんは知識が増えただけでなく、自分自信を守る方法も増えましたね。
「副作用は常に隣り合わせ!」を忘れずに!!

参考
PMDAホームページ
添付文書

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この記事を書いた人

複数の薬剤師で運営しております。
【ひよこ薬剤師1】
調剤薬局で働いている現役薬剤師です。
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