爪の水虫によく使われている優秀な薬の1つ
「クレナフィン爪外用液(エフィナコナゾール)」
どんどん蒸し暑くなってきましたが、暑くなってくると増えてくるのが水虫です。
水虫は正式名称では白癬(はくせん)と言います。
その白癬(はくせん)菌が足に増えることで水虫になり、さらに爪で感染すると爪水虫になります。
水虫と薬
水虫は足以外にもできる!
じつはこの白癬菌は足以外にもあらゆる皮ふに感染します。
頭(髪の毛)に感染したものが、『シラクモ』
股に感染すると、『インキンタムシ』
手に感染で、『手白癬』
顔に感染で、『顔面白癬』
体部に感染で、『ゼニタムシ』
等々、色々あるのですよ!
治療期間は?
今回のクレナフィンは液体タイプの塗り薬です。
1日1回で良いので、お風呂上りなどきれいにしてから塗りましょう。
では、どのくらいの期間治療が必要か説明しますので、よく聞いておいてください!
足の爪が生え変わる期間をご存知ですか?
約半年~1年半と言われています!
つまり、その期間は最低でも治療が必要と考えてください。
中には、数か月治療して、勝手に自己判断で治療をやめてしまう人がかなり多いのが現状です。
しっかりと、完治させることが大事なので、医師の指示が出るまでは続けましょう!
では、治療せずに放っておくとどうなるのでしょうか。
爪水虫とは?
爪水虫は日本人の10人に1人が感染していると言われています!
かなり多くてビックリですよね!
爪水虫を治療しないで放っておくとどうなるかご存知ですか?
だんだんと爪が厚くなったり、変形したりしてしまいます。
そして、痛みが出てきたりして歩きづらくなってしまうこともあります。
さらに注意が必要なのが、水虫はうつるということです!
家族間など特に注意しましょう!
タオルやバスマットなどは清潔に保ち、毎日お風呂でしっかりと洗いましょう!
副作用まとめ
だからこそ、危険な副作用を知ってもらいたい!いや、知っておくべきです!!
【※副作用は必ず起きるものではございません】
【※自分の判断で服用を中止せず、必ず医師とご相談ください】
さて、本題に入ります!
優秀な薬ではありますが、この薬にも危険な副作用があるのです!
薬を使っている方は必見です!!
この副作用が怖い!!
塗り薬ということもあって、重大な副作用はありません。ただ、副作用は存在しますので、頻度が多い副作用を取り上げます!
もっと詳しく知りたい方のために、頻度別に分けた副作用を最後にまとめておきますね!
頻度が多い副作用
1.皮膚炎(ひふえん) 1%以上
皮ふが炎症を起こして、赤くなったり、荒れたり、痛みが出たりなどの症状が起こります。
症状が治まらなかったり、ひどい場合は医師に相談しましょう。
2.水疱(すいほう) 1%以上
これは、水ぶくれのようなできものができる症状です。
身体に合わないときや、傷からばい菌が入って炎症を起こしたりすることで起こります。
勝手に潰したりせず、受診して先生に相談しましょう!
3.頭痛 0.1~1%未満
え?塗り薬なのに?
と思いますよね!
薬は皮ふからでも、体の中に吸収されます。
それにより、副作用が現れることもあるのです!
意外かと思いますが、そういうこともあると覚えておいてください。
その他の副作用のまとめ
『1%以上』
皮膚炎、水疱
『0.1~1%未満』
紅斑、腫脹、疼痛、そう痒、皮膚剥脱、異常感覚、爪甲脱落、変色、湿疹、鼻咽頭炎、頭痛
多くの方が使っている薬でも危険な副作用があります。
副作用が出た時は、対処スピードが重要です。
薬の副作用なのか、体調不良や病気によるものなど原因は多々あります。
実際には医師・薬剤師でも判断はかなり難しいものです。
少しでも気になることがあれば、ご相談ください。
医師には言いづらいこともあると思います。
その際は、お気軽にかかりつけの薬剤師に相談してくださいね!
この記事を読んでくださった皆さんは知識が増えただけでなく、自分自信を守る方法も増えましたね。
「副作用は常に隣り合わせ!」を忘れずに!!
参考
PMDAホームページ
添付文書
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