頭痛や体の痛みなどの痛み止め、解熱剤としてよく使われている優秀な薬
「ロキソニン錠(ロキソプロフェンナトリウム錠)」
現在、保険診療に用いられる医療用医薬品の品目数は約1万6千品目あります!!(多すぎて覚えるのも大変です・・・笑)
みんなもご存知ロキソニン
ロキソニンはその中でも、
2015年度医療用医薬品国内売上高ランキングでは、
なんと!21位に入っています!!
数多くの薬がある中で21位は本当にすごいことです!
私も薬局で患者さんによく説明しています!
最近ではCMでもよく聞きますよね♪
毎日飲んでいる人も多いのではないでしょうか?
重大な副作用のまとめ
重大な副作用とは、命の危険があるもの、副作用が出た際に身体に重大な影響があるもの等の副作用症状ですので、是非、目を通していただいて、頭の片隅に置いておいてください!
簡単な症状も記載しておきますので、参考にしてください。
※副作用は必ず起きるものではございません
※ご自身の判断で使用を中止せず、異常がある時は必ず医師・薬剤師にご相談ください
①消化管穿孔(しょうかかんせんこう) 頻度不明
何と!昔から使われている薬ですが、2016年3月に新たに改訂された情報です!
簡単に言うと消化管に穴があくということです!!
穴があいたら、そりゃあ痛い!
症状としては、みぞおち辺りの痛みや、腹痛等が現れます!
その場合には直ちに中止し、適切な処置を行うこととされていますので注意を!
これと似たような消化管出血もあります!
②小腸・大腸の狭窄(きょうさく)・閉塞(へいそく) 頻度不明
何と!何と!この副作用も2016年3月に新たに改訂された情報です!
食べ物や栄養素が通過し、吸収する小腸や大腸。
生きていく上でとっても大事な役割をしています
いつも感謝してるよダイチョウショウチョウ♪
その小腸・大腸が狭くなったり、塞がることで内容物が通れなくなってしまうことです!
症状としては、急激な腹痛や吐き気、嘔吐などが現れます!
食べ物や水分が通れなくなれば、どんどん詰まっていきます。
水風船みたいな感じだと思えば想像しやすいですね。
ただ、それを放っておくと、風船がどんどん膨らんでいき、
最後はパンッッ…と破裂
痛いどころではないですよね。
その場合には直ちに中止し、適切な処置を行うこととされていますので注意を!
破裂して痛み止めにロキソニン錠飲んだら、、、、アウトですね笑
③急性腎不全(きゅうせいじんふぜん) 頻度不明
簡単に言うと、腎臓の機能が低下することをいいます。
「そもそも腎臓っていつもなにしてるの?」
腎臓の大きな役割は、いらなくなった老廃物やナトリウム、塩素、カリウムなどの体内で使われる成分のいらない分を尿として排泄することです。
「え?腎臓えらいじゃん。腎臓が機能しなくなったら、、、」
急性腎不全が重症化すると、人工透析になることもあります。
症状としては、尿量が少なくなる、発疹、むくみ、体がだるい等が現れます!
その場合には直ちに中止し、適切な処置を行うこととされていますので注意を!
その他の副作用のまとめ
『0.1%~1%未満』
発疹、腹痛、胃部不快感、食欲不振、悪心、嘔吐、下痢、眠気、AST上昇、ALT上昇、浮腫
『0.05%~0.1%未満』
掻痒感、消化性潰瘍、便秘、胸やけ、口内炎
『0.05%未満』
じんましん、消化不良、動悸、頭痛、貧血、白血球減少、好酸球増多、ALP上昇、顔面熱感
『頻度不明』
ショック、アナフィラキシー様症状、無顆粒球症、溶血性貧血、白血球減少、血小板減少、中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、急性腎不全、ネフローゼ症候群、間質性腎炎、うっ血性心不全、間質性肺炎、消化管出血、消化管穿孔、小腸・大腸の狭窄・閉塞、肝機能障害、黄疸、喘息発作、無菌性髄膜炎、横紋筋融解症、発熱、口渇、腹部膨満、小腸・大腸の潰瘍、血圧上昇、しびれ、めまい、血小板減少、血尿、蛋白尿、排尿困難、胸痛、倦怠感
多くの方が使っている薬でも危険な副作用があります。
副作用が出た時は、対処スピードが重要です。
薬の副作用なのか、体調不良や病気によるものなど原因は多々あります。
実際には医師・薬剤師でも判断はかなり難しいものです。
少しでも気になることがあれば、ご相談ください。
医師には言いづらいこともあると思います。
その際は、お気軽にかかりつけの薬剤師に相談してくださいね!
この記事を読んでくださった皆さんは知識が増えただけでなく、自分自信を守る方法も増えましたね。
「副作用は常に隣り合わせ!」を忘れずに!!
参考
PMDAホームページ
添付文書
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