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メイアクト(セフジトレン)の副作用と豆知識【抗生物質】

2020 5/27
メイアクト(セフジトレン)の副作用と豆知識【抗生物質】

抗生物質としてよく使われている優秀な薬の1つ

「メイアクト(セフジトレン)」

抗生物質として、大人から子どもまで非常に多くの方が使うお薬です。

目次

お子さんは注意

大人の方はそこまで心配はありませんが、お子さんが飲む時は少しだけ注意してほしいことがあります。
この薬の成分の化学構造に「ピボキシル基」というものがあります。(これは知らなくて良いです)
このピボキシル基を持っている抗生物質を飲むことで、血清カルニチンという物質が低下することが報告されています。
特に、小児(乳幼児)は、ピボキシル基を有する抗生物質を飲むことにより、低カルニチン血症に伴った『低血糖』が現れることがあります。

このカルニチンは、脂質の代謝に関与しているビタミン様の物質です。
カルニチンは肉、魚、乳製品の食事から75%、体内での合成から25%を得られます。
生後1カ月以内の赤ちゃんではカルニチンの体内での合成が未熟なため、血中カルニチンが低い傾向にあります。
ただ、生後1.5カ月になると成人同様レベルまで到達します。
野菜ばかり食べる人は肉、魚の摂取が少ないため、血中カルニチンが低い傾向を示すこともあります。
カルニチンが少ないと、脂肪酸をエネルギーとして利用できないため、代わりに体内のブドウ糖が消費され低血糖になってしまうのです。

また子どもの場合、風邪など体調がすぐれないとき、食事を中々とれないこともあると思います。
食事を摂れないことで、エネルギーが減少し、低血糖を起こすこともあるので注意しましょう。

重大な副作用

重大な副作用とは、命の危険があるもの副作用が出た際に身体に重大な影響があるもの等の副作用症状ですので、是非、目を通していただいて、頭の片隅に置いておいてください!
簡単な症状も記載しておきますので、参考にしてください。

※副作用は必ず起きるものではございません
※ご自身の判断で使用を中止せず、異常がある時は必ず医師・薬剤師にご相談ください

1.偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎(ぎまくせいだいちょうえんのけつべんをともなうじゅうとくなだいちょうえん) 0.1%未満

偽膜性腸炎(ぎまくせいだいちょうえん)とは?
腸の中にはたくさんの腸内細菌がいるのはご存知かと思います。
簡単に言うと、その正常な腸内細菌のバランスが崩れ、ある種の菌が増えて、大腸に炎症を起こすことを言います!

症状としては、腹痛頻ぱんに下痢がおきる 粘性の便お腹の張りなどがあります。
偽膜性大腸炎が起きた場合、気づかずに放置すると重症化することがあります。
そのような症状がでた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこととされていますのでご注意を!

2.皮膚粘膜眼症候群(ひふねんまくがんしょうこうぐん)

高熱(38℃以上)を伴って、発疹や発赤、やけどのような水ぶくれなどの激しい症状が、短期間に全身の皮ふ、口、目の粘膜にあらわれます。
症状をまとめると、高熱(38以上)目の充血めやにまぶたの腫はれ目が開けづらいくちびるのただれ排尿・排便時の痛みのどの痛み皮ふの広い範囲が赤くなる等の症状が持続したり、急激に悪くなったりします!
服用後 2 週間以内に発症することが多く、数日以内あるいは 1ヶ月以上経ってから起こることもあります。             

3.溶血性貧血(ようけつせいひんけつ)

薬剤投与に伴い、赤血球の破壊が起こります。
薬剤が赤血球のヘモグロビンの酸化的変性を引き起こし、赤血球の破壊をきたすと言われています。
すると、赤血球が壊されることで、体は赤血球を頑張って作ろうとします。
しかし、その崩壊が強いと骨髓からの赤血球の産生が間に合わなくなり、貧血になってしまいます。
その状態が続いて、何も対処しないと体にとっては危険な状態になるので気をつけてください。

その他の副作用のまとめ

『0.1%~5%未満』
発疹、好酸球増多、AST(GOT)、ALT(GPT)の上昇、下痢、軟便、嘔気、胃不快感、腹痛

『0.1%未満』
ショック、アナフィラキシー、偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症、間質性肺炎、PIE症候群、肝機能障害、急性腎不全等の重篤な腎障害、無顆粒球症、溶血性貧血、蕁麻疹、紅斑、瘙痒、発熱、リンパ節腫脹、関節痛、顆粒球減少、血小板減少、黄疸、Al-Pの上昇、BUN上昇、血中クレアチニン上昇、蛋白尿、腹部膨満感、悪心、嘔吐、口内炎、カンジダ症、ビタミンK欠乏症状 (低プロトロンビン血症、出血傾向等)、ビタミンB群欠乏症状(舌炎、口内炎、食欲不振、神経炎等)、頭痛、めまい、浮腫、しびれ

『頻度不明』
血清カルニチン低下

多くの方が使っている薬でも危険な副作用があります。
副作用が出た時は、対処スピードが重要です。

薬の副作用なのか、体調不良や病気によるものなど原因は多々あります。
実際には医師・薬剤師でも判断はかなり難しいものです。
少しでも気になることがあれば、ご相談ください。
医師には言いづらいこともあると思います。
その際は、お気軽にかかりつけの薬剤師に相談してくださいね!

この記事を読んでくださった皆さんは知識が増えただけでなく、自分自信を守る方法も増えましたね。
「副作用は常に隣り合わせ!」を忘れずに!!

参考
PMDAホームページ
添付文書

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この記事を書いた人

複数の薬剤師で運営しております。
【ひよこ薬剤師1】
調剤薬局で働いている現役薬剤師です。
薬の副作用をメインに記載していきます。
薬剤師の大きな仕事の1つは、副作用の早期発見だと思っております。
また、副作用で生活上、事故が起きないようにすることも重要です。
その為には、使用者からの情報提供が必要であり、使用者の知識、認識が重要です。
薬の批判ではなく、薬にはリスクが少なからずあるので、適正使用すること、異常があれば医師・薬剤師にすぐに伝えること等を周知させたいと思っています。
副作用を知って、薬を上手に使用しましょう!

【ひよこ薬剤師2】
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薬剤師として働いてます。
私は病気や薬の使い方、健康などについて書いていこうと思ってます。
お子様の薬の飲み方など子どものことが得意です♪
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