胃痛や逆流性食道炎によく使われている優秀な薬の1つ
「タケプロン(ランソプラゾール)」
胃薬です!
みなさんは定期的に胃カメラはやっていますか?
最近は技術が進んで、オエっとなりにくいようになってきています。
医者の技術によっても大きく変わってくるのですが笑
もう少しで実現しそうな胃カメラがあるの知っていますか?
胃カメラの技術向上
実用化されそうな胃カメラが、カプセル型の胃カメラです!
薬のように飲み込むだけで大丈夫なんです!
魚のようなヒレが付いていたりして、胃や食道、腸を自由に動き回ることができるそうなので、遠隔操作も簡単です。
早くこの検査があたりまえになれば、胃カメラをやる人も増えるでしょうし、病気の早期発見も増えるでしょう。
期待して待ちましょう!
薬の飲み方
実際に胃カメラをすると、荒れていることがけっこう多いです。
また、胸やけなどの症状から逆流性食道炎と診断される方も多いです。
診断された方は、今回のタケプロンなどの胃酸の分泌を抑える薬を飲む方が多いです。
ただ、症状が無くなったからといって勝手にやめてしまう方がそれはまあ多いんです。
症状が無くなっても胃が荒れていることがあります。
そうなると、薬をすぐにやめたせいで再発することがあるのです。
しっかり医者の指示があるまでは継続して飲みましょう!
おまけ
逆流性食道炎の人は左側を下にして横になった方が、胃酸が逆流しにくくなるので試してみてください!
重大な副作用のまとめ
重大な副作用とは、命の危険があるもの、副作用が出た際に身体に重大な影響があるもの等の副作用症状ですので、是非、目を通していただいて、頭の片隅に置いておいてください!
簡単な症状も記載しておきますので、参考にしてください。
※副作用は必ず起きるものではございません
※ご自身の判断で使用を中止せず、異常がある時は必ず医師・薬剤師にご相談ください
1.貧血(ひんけつ) 0.1~5%未満
貧血自体は皆さんも良く聞いたことがあると思います。
一般的には、鉄が少なくなったりすることで起こるものが多いのです。
今回の副作用の貧血は、どちらかというと、赤血球や血液内の成分が少なくなることで、起きる貧血だと考えてもらうのが良いでしょう。
副作用で汎血球減少(はんけっきゅうげんしょう)、無顆粒球症(むかりゅうきゅうしょう)、顆粒球減少(かりゅうきゅうげんしょう)、血小板減少(けっしょうばんげんしょう)などがあります。
このような副作用により血液内の色々な成分や物質が減ると貧血にもつながります。
貧血は中々、症状がないことも多く、自分では気づきにくいことも多いので、定期的に血液検査をすることが望ましいですね!
2.間質性腎炎(かんしつせいじんえん) 頻度不明
簡単に言うと、腎臓の機能が低下することをいいます。
間質性腎炎(かんしつせいじんえん)とは、腎臓の組織に炎症を起こすことです
「腎臓の機能が低下するとどうなるの?」と思いますよね!
腎臓の大きな役割は、いらなくなった老廃物やナトリウム、塩素、カリウムなどの体内で使われる成分のいらない分を尿として排泄することです
症状としては、発疹、むくみ、体がだるい、発熱、関節の痛み、はき気、嘔吐、下痢、腹痛等が現れます!
間質性腎炎が重症化すると、人工透析になることもあります
その場合には直ちに中止し、適切な処置を行うこととされていますので注意を!
3.皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)(ひふねんまくがんしょうこうぐん) 0.1%未満
高熱(38℃以上)を伴って、発疹や発赤、やけどのような水ぶくれなどの激しい症状が、短期間に全身の皮ふ、口、目の粘膜にあらわれます。
症状をまとめると、高熱(38℃以上)、目の充血、めやに、まぶたの腫はれ、目が開けづらい、くちびるのただれ、排尿・排便時の痛み、のどの痛み、皮ふの広い範囲が赤くなる等の症状が持続したり、急激に悪くなったりします!
服用後 2 週間以内に発症することが多く、数日以内あるいは 1ヶ月以上経ってから起こることもあります。
その他の副作用のまとめ
『0.1%~5%未満』
顆粒球減少、血小板減少、貧血、発疹、瘙痒、AST(GOT)、ALT(GPT)、AL-P・LDH・γ-GTPの上昇、好酸球増多、便秘、下痢、口渇、腹部膨満感、頭痛、眠気、発熱、総コレステロール、尿酸の上昇
『0.1%未満』
アナフィラキシー、汎血球減少、無顆粒球症、溶血性貧血、重篤な肝機能障害、中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、間質性肺炎、悪心、嘔吐、食欲不振、腹痛、カンジダ症、味覚異常、うつ状態、不眠、めまい、振戦、女性化乳房、浮腫、倦怠感、舌・口唇のしびれ感、四肢のしびれ感、筋肉痛、脱毛
『頻度不明』
間質性腎炎、多形紅斑、亜急性皮膚エリテマトーデス、口内炎、舌炎、大腸炎、かすみ目、脱 力感、関節痛、低ナトリウム血症、低マグネシウム血症、
多くの方が使っている薬でも危険な副作用があります。
副作用が出た時は、対処スピードが重要です。
薬の副作用なのか、体調不良や病気によるものなど原因は多々あります。
実際には医師・薬剤師でも判断はかなり難しいものです。
少しでも気になることがあれば、ご相談ください。
医師には言いづらいこともあると思います。
その際は、お気軽にかかりつけの薬剤師に相談してくださいね!
この記事を読んでくださった皆さんは知識が増えただけでなく、自分自信を守る方法も増えましたね。
「副作用は常に隣り合わせ!」を忘れずに!!
参考
PMDAホームページ
添付文書
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