タミフル(オセルタミビル)の副作用と豆知識【インフルエンザ】

インフルエンザの患者さんに使われることがある優秀な薬の1つ

「タミフル(オセルタミビル)」 

インフルエンザと診断された方でこの薬を処方されることがあります!
剤形として、カプセルとドライシロップ(粉)の2種類があります。 
私もインフルエンザの時期は薬局で患者さんによく説明しています! 

目次

 インフルエンザの代名詞

余談ですが、
タミフルって一時期テレビで大々的に取りざたされましたよね!
タミフルを飲んだ子供が異常行動を起こして、転落などの事故が起きたというやつです!

最近では、イナビルという1回で治療が終わる吸入薬が主流になってきていますが。
それでも、吸入ができない子供やお年寄り、吸入嫌いの大人ではまだまだ多く使われています!
もちろん吸入薬にも同様の注意が記載されています。 

今のところ、タミフルは10歳以上の未成年者には原則として使わないことにはなっています。 
ただ、そもそも異常行動はタミフルが原因かどうかは、はっきり分かっていないのが現状です!
薬以外にも、インフルエンザによる高熱や悪夢、インフルエンザ脳症による可能性もあるのです!

薬を服用している子と、していない子での異常行動の発現率はほぼ変わらないとも言われています。
近いうちに、タミフルの異常行動についての記載が無くなるのではないかとの話も出ているくらいです!

インフルエンザの注意 

毎年大量のインフルエンザの患者さんが薬局に来るので、てんやわんや状態になるのが風物詩ですね笑

ちなみにインフルエンザには連続で2回かかる人もいます!
A型とB型などですね!(C型もまれにあるのですが…)
予防接種も大切ですので、皆さん必ず注射しましょう!
手洗い、うがいも忘れずに!(感染源の方と同居しているときは難しいですが笑)

重大な副作用のまとめ

重大な副作用とは、命の危険があるもの副作用が出た際に身体に重大な影響があるもの等の副作用症状ですので、是非、目を通していただいて、頭の片隅に置いておいてください!
簡単な症状も記載しておきますので、参考にしてください。

※副作用は必ず起きるものではございません
※ご自身の判断で使用を中止せず、異常がある時は必ず医師・薬剤師にご相談ください

 1.精神・神経症状(せいしん・しんけいしょうじょう)頻度不明

意識障害、異常行動、譫妄、幻覚、妄想、痙攣等があらわれることがあります!
上記の余談にも書きましたが、異常行動もこの中に含まれています。

そのため、小児や未成年者が服用する場合は、異常行動の予防的な対策として、
飲み始めてから、自宅において少なくとも2日間、保護者等は小児や未成年者が一人にならないよう注意するようにとされています!
異常がみられたら投与を中止し、症状に応じて適切な処置を行うこととされています。 

2.出血性大腸炎(しゅっけつせいだいちょうえん)、虚血性大腸炎(きょけつせいだいちょうえん) 頻度不明

この二つのうち、虚血性大腸炎が2016年4月に追加されました!
症状としては、血便、血性下痢等が起こります!
血便が出たからって必ずこの副作用ではありませんよ笑 

痔による出血や、憩室炎などのその他の疾患の可能性もあります!
最悪、大腸がんなんてことも…
とりあえず、血便が出たら受診してください!
異常がみられたら投与を中止し、適切な処置を行うこととされています! 

3.おまけ 予防的な使い方について

実はインフルエンザ薬は予防投与というものがあるの知っていましたか?
あくまでも予防であって、治療ではないので保険は利かない自費診療ですが。 
同居している子供がインフルエンザになって、看病しなくてはならない親や感染のリスクが高い人が使うことあります! 

普段の使い方は1日2回5日間の服用なのですが、
予防の際は、1日1回7~10日間服用します!

もちろん、飲んでいる間しか効果はないので、インフルエンザにかかった人に接触する時間が多い人などでしか意味はありませんよ!
今年は何型が流行るのでしょうかね?
皆さんもマスクや部屋の加湿、手洗いうがい、消毒をして、今年の冬も平和に過ごしましょう!! 

その他の副作用のまとめ

『0.1%以上』
発疹、下痢、腹痛、悪心、嘔吐、めまい、頭痛、不眠症、ALT (GPT) 増加、蛋白尿、好酸球数増加、低体温

『0.1%未満』
じんましん、口内炎、食欲不振、腹部膨満、口腔内不快感、便異常、傾眠、嗜眠、感覚鈍麻、動悸、γ- GTP増加、Al-P増加、AST (GOT) 増加、眼痛、血中ブドウ糖増加、背部痛、胸 痛、浮腫 

『頻度不明』
ショック、アナフィラキシー、肺炎、劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死融解症、急性腎不全、白血球減少、血小板減少、精神・神経症状、出血性大腸炎、虚血性大腸炎、皮下出血、紅斑 (多形紅斑を含む)、そう痒症、口唇炎、血便、メレナ、吐血、消化性潰瘍、激越、振戦、悪夢、上室性頻脈、心室性期外収縮、心電図異常 (ST上昇)、血尿、気管支炎、咳嗽、鼻出血、視覚障害 (視野欠損、視力低下)、霧視、複視、結膜 炎、疲労、不正子宮出血、耳の障害 (灼熱感、耳痛等)、発熱

多くの方が使っている薬でも危険な副作用があります。
副作用が出た時は、対処スピードが重要です。

薬の副作用なのか、体調不良や病気によるものなど原因は多々あります。
実際には医師・薬剤師でも判断はかなり難しいものです。
少しでも気になることがあれば、ご相談ください。
医師には言いづらいこともあると思います。
その際は、お気軽にかかりつけの薬剤師に相談してくださいね!

この記事を読んでくださった皆さんは知識が増えただけでなく、自分自信を守る方法も増えましたね。
「副作用は常に隣り合わせ!」を忘れずに!!

参考
PMDAホームページ
添付文書

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この記事を書いた人

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【ひよこ薬剤師1】
調剤薬局で働いている現役薬剤師です。
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