アレジオン錠(エピナスチン)の副作用と豆知識【花粉症 など】

 花粉症やアレルギー性の鼻炎、皮膚のかゆみによく使われている優秀な薬の1つ

「アレジオン錠(エピナスチン)」

アレグラと似たような効果があります。
ですが、価格の違いと飲む回数の違いがあります。
花粉症、じんましんと診断された方でこの薬を飲んでいる人は多いです!

目次

値段が安いアレジオン

最近ではアレジオン20のCMが始まりましたね!
今はドラッグストアなどでも購入できる商品になりました!
医療用と同量の成分が含まれています。

この薬は1日1回で効くので楽ですね!
飲み忘れも少なくなるのではないでしょうか。

アレジオンの効果 

余談ですが、
アレルギー薬といっても、一つの疾患に使うとは限りません! 
・花粉症などのアレルギー性鼻炎
・湿疹、じんましん、かゆみなどの皮膚の症状
・気管支喘息
等にも使うので、皮膚科でもらっていて、耳鼻科や内科の処方とかぶることが少なくありません。

しっかり自分が飲んでいる薬を医師に伝えてくださいね。
できれば、お薬手帳を使いましょう! 

眠気が出にくい

この薬は眠気が出にくいとは言われていますが、もちろん眠気が出ることもあるので、自動車の運転や機械などの危険な作業をする際は注意しなくてはいけません!
副作用にもちゃんと眠気の記載があります。

重大な副作用のまとめ

重大な副作用とは、命の危険があるもの副作用が出た際に身体に重大な影響があるもの等の副作用症状ですので、是非、目を通していただいて、頭の片隅に置いておいてください!
簡単な症状も記載しておきますので、参考にしてください。

※副作用は必ず起きるものではございません
※ご自身の判断で使用を中止せず、異常がある時は必ず医師・薬剤師にご相談ください

 1.肝機能障害、黄疸(かんきのうしょうがい、おうだん) 頻度不明

これは簡単に言うと、肝臓の機能が低下することを言います。
お酒をよく飲む人は、休肝日(きゅうかんび)を作ろうなど言われますよね。
シジミの味噌汁が肝臓に良いとか笑 

そう!肝臓は、生きていくのに必要な色々な働きをするとーーっても大切な臓器なのです。
飲んだ薬は肝臓で分解されたり、体内の解毒作用を担う臓器です!
肝臓が動かなくなると、飲んだ薬が分解されず、副作用がどんどん出てきてしまったりなんてことも…

症状としては、体のだるさ食欲がない発熱黄疸(目の白い部分が黄色になる等)発疹吐き気・おう吐かゆみ等が現れます!
肝臓が動かないと生きていけません! 
こんなに大事な大事な肝臓を傷つけるなんて怖い副作用ですよね!
異常がみられたら中止し、適切な処置を行うこととされていますので注意を! 

2.血小板減少(けっしょうばんげんしょう) 頻度不明

「血小板ってなに?」と思いますよね!
血小板は血液の中の成分で血を固めるのに重要な役割をしています!
けがをした時に血が止まるのはこの子のおかげです!

血小板の量が少なくなると、
ちょっとした打ち身などで青あざが出来たり歯磨きの時に出血したり生理出血が止まりにくくなって出血量が増えたりすることがあります。

このような症状がなくても、突然口の中から出血鼻血血尿黒色便便鮮血などがあります。
最悪の場合、脳内出血など重い症状が起きることも…怖いですよね
その場合には中止するなど、適切な処置を行うこととされていますので注意を! 

アレジオンには重大な副作用がこの2つしか記載がないのには、働き始めたころの私もビックリしたのを覚えています。
ちなみに私も花粉症で、毎年服用しています笑 

その他の副作用のまとめ

『0.1%~5%未満』
眠気、倦怠感、頭痛、嘔気、胃部不快感、腹痛、口渇 

『0.1%未満』
浮腫(顔面、手足等)、発疹、蕁麻疹、かゆみ、搔痒性紅斑、めまい、不眠、悪夢、しびれ感、頭がボーッとした感じ、口内炎、食欲不振、嘔吐、胃重感、胃もたれ感、下痢、便秘、 口唇乾燥感、腹部膨満感、蛋白尿、頻尿、血尿等の膀胱炎様症状、尿閉、心悸亢進、呼吸困難、去痰困難、鼻閉、白血球数増加、月経異常、ほてり、にがみ、味覚低下、胸痛

『頻度不明』
肝機能障害、黄疸、血小板減少、幻覚、幻聴、女性型乳房、乳房腫大

多くの方が使っている薬でも危険な副作用があります。
副作用が出た時は、対処スピードが重要です。

薬の副作用なのか、体調不良や病気によるものなど原因は多々あります。
実際には医師・薬剤師でも判断はかなり難しいものです。
少しでも気になることがあれば、ご相談ください。
医師には言いづらいこともあると思います。
その際は、お気軽にかかりつけの薬剤師に相談してくださいね!

この記事を読んでくださった皆さんは知識が増えただけでなく、自分自信を守る方法も増えましたね。
「副作用は常に隣り合わせ!」を忘れずに!!

参考
PMDAホームページ
添付文書

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この記事を書いた人

複数の薬剤師で運営しております。
調剤薬局で働いている現役薬剤師です。
勉強、メモ用のブログに変更しました。
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