アレジオン点眼液(エピナスチン点眼液)の副作用と豆知識【アレルギー、花粉症】

花粉症などの目のかゆみによく使われている優秀な薬の1つ

「アレジオン点眼液(エピナスチン点眼液)」

花粉症は辛いですよね。
目が痒いだけで、作業の効率が落ちてしまいます。
ショボショボしたりシパシパしたり、表現は患者の数だけある感じです笑

目次

 アレジオン点眼液と他の点眼液の違い!

そこで、他の点眼液とこのアレジオン点眼液違いを説明します。
多くの点眼液はソフトコンタクトレンズを外して点眼するように書かれているものが多いのです。
ハードコンタクトレンズは基本的に外さなくてOKです! 

しかし、このアレジオン点眼液ソフトコンタクトレンズをしたまま点眼できるお薬です!
医師によっては、他の点眼でもコンタクトレンズをしたまま使ってもよいと言う人もいます。 

ただ、2weekやマンスリータイプであれば外すように説明することが多いですね。
ワンデーならその日で捨ててしまうので、外さなくてよいと言われることが多いです。 

保存剤が違う

では、何故このアレジオン点眼液はコンタクトレンズをしたまま使えるのでしょうか?
それは、点眼液の中に入っている保存剤の影響なのです! 

保存剤は細菌から点眼液を長く守る役割をしています。
他の点眼液だと、ベンザルコニウムという保存剤が入っています。
このベンザルコニウムがコンタクトレンズを劣化させたり、変形させたりするのです。

 ただ、アレジオン点眼液はこのベンザルコニウムが入っていません
では、何が入っているのでしょうか?

保存剤としては、リン酸二水素ナトリウム、リン酸水素ナトリウム水和物、ホウ酸というものが入っています。
これはコンタクトレンズにあまり影響がないようです。

そのため、花粉症の方で、点眼液を使うならこのアレジオン点眼液をオススメします。
病院で先生に相談してみてください。 

よく使う薬だからこそ、危険な副作用を知ってもらいたい!いや、知っておくべきです!! 
【※副作用は必ず起きるものではございません】
【※自分の判断で服用を中止せず、必ず医師とご相談ください】 

本題に入ります!
優秀な薬ではありますが、この薬にも危険な副作用があるのです!
薬を使っている方は必見です!! 

この副作用が怖い!!
重大な副作用はもっと多くありますが、その中でも危険な副作用を取り上げます!
と、言いたいところですが、目薬なこともあり副作用は限られています。
そのため、頻度が多めのものを書いていきます

 副作用まとめ

1.刺激感(しげきかん) 0.1~5%未満

よく、プールや水道水を目や鼻に入れると痛いですよね。
あれはPH(ペーハー)が関係しているんですよ!
うまくPHを合わせれば痛くないんですよ笑 

刺激感とは色々なものがあるとは思いますが、薬なので少しは仕方がない部分もあるかもしれません。
あまりにもひどいときは、医師に相談しましょう。 

2.羞明(しゅうめい) 0.1~5%未満

簡単言うと、まぶしいということです。
原因は分かりませんが、強めの光をみるとかなりのまぶしさを感じます。
場合によっては、頭痛や眼痛を感じることもあるようです。 

3.異物感(いぶつかん) 0.1~5%未満

これはそのままの通りですね。
ゴミが入ったり、たまに異物感はあったりしますよね。
眼に液体入れているので、異物感は出ることもあるかもしれませんね。 

その他の副作用のまとめ

『0.1%~5%未満』
刺激感、異物感、羞明 

『頻度不明』
眼瞼炎、眼痛、流涙、点 状角膜炎

多くの方が使っている薬でも危険な副作用があります。
副作用が出た時は、対処スピードが重要です。

薬の副作用なのか、体調不良や病気によるものなど原因は多々あります。
実際には医師・薬剤師でも判断はかなり難しいものです。
少しでも気になることがあれば、ご相談ください。
医師には言いづらいこともあると思います。
その際は、お気軽にかかりつけの薬剤師に相談してくださいね!

この記事を読んでくださった皆さんは知識が増えただけでなく、自分自信を守る方法も増えましたね。
「副作用は常に隣り合わせ!」を忘れずに!!

参考
PMDAホームページ
添付文書

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この記事を書いた人

複数の薬剤師で運営しております。
調剤薬局で働いている現役薬剤師です。
勉強、メモ用のブログに変更しました。
何かありましたらTwitterへご連絡ください。

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