アテレック(シルニジピン)の副作用と豆知識【高血圧】

高血圧の方によく使われている優秀な薬の1つ

アテレック(シルニジピン)

先発品:アテレック
ジェネリック名(一般名):シルニジピン

5mg、10mg、20mgの3種類があります。
この薬はグレープフルーツジュースは避けるように言われている薬です。
理由としては、グレープフルーツの特に皮の部分に多く含まれている成分の影響で、薬の効果が強くなってしまい、副作用が出やすくなってしまいます。

目次

豆知識

アテレックは腎臓に優しい

アテレックは同じ分類の血圧薬の中でも、腎臓に優しいとされています。
詳しい理由は長くなるので省略しますが、腎機能が落ちている方や糖尿病の方に使いやすいとされていますので、豆知識程度に覚えておいてください。

血圧が高いと何がだめ?

高血圧については『ミカルディス(テルミサルタン)』『ブロプレス(カンデサルタン)』『アテレック(シルニジピン)』『アダラート(ニフェジピン)』『ディオバン(バルサルタン)』もご参照ください。

皆さん高血圧が良くないのは知っていますよね。
しかし、高血圧になると何が良くないのかあまり良く分かっていない方も多いのではないでしょうか?

簡単で良く使われる例として、血管はホース・心臓はポンプと言われます。
つまり、血圧が高い状態が続くと、ホースである血管に高い水圧をかけている状態です。
その高い水圧が続くと、血管はどんどん傷ついていきます
血管は弾力があるので、伸び縮みしますが、傷ついてくると血管が硬くなり、弾力が無くなり、血管の壁が分厚くなってきます。

そうなると、動脈硬化が進んでしまいます
動脈硬化はいずれ、心筋梗塞や脳梗塞などの危険な状態になります。
日本人は心臓病や脳卒中による死因が多いです。
動脈硬化が進むと、血流が悪くなることでさらに血圧が高くなるという悪循環が始まります。
それにより、体のあちこちに障害を与えていまい、様々な病気につながりますので注意してください。

血圧が少し高いくらいでは、何の症状もないので気づきにくい病気です。
定期的な健康診断をしっかりと受けて、自分の体を見つめなおしましょう。

グレープフルーツジュースは避ける

冒頭にも書きましたが、特にグレープフルーツジュースは避けた方が良いです。
単回摂取なら4~5時間以上あけることが望ましいそうですが、飲まないに越したことはありません。
詳しくはこちらをご覧ください。

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重大な副作用のまとめ

重大な副作用とは、命の危険があるもの副作用が出た際に身体に重大な影響があるもの等の副作用症状ですので、是非、目を通していただいて、頭の片隅に置いておいてください!
簡単な症状も記載しておきますので、参考にしてください。

※副作用は必ず起きるものではございません
※ご自身の判断で使用を中止せず、異常がある時は必ず医師・薬剤師にご相談ください

肝機能障害・黄疸

頻度不明
肝機能障害(かんきのうしょうがい)、黄疸(おうだん)と読みます。

AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-Pの上昇等を伴うこともあります。
症状としては、体のだるさ食欲がない発熱発疹吐き気・おう吐などです。
黄疸の症状は、目の白い部分が黄色になるなどが現れます。
血液検査をしなければ、体調不良との見分けが難しいので、異常があればご相談ください!
詳しくはこちら『肝機能障害、黄疸の症状とは』

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血小板減少

頻度は0.1%未満
血小板減少(けっしょうばんげんしょう)と読みます。

その名の通り、血液中の血小板が少なくなります。
症状としては、青あざができやすい歯磨きの時に出血しやすい生理出血が止まりにくくなって出血量が増える鼻血などが現れます。
そのような症状がでた場合にはご相談ください。

顔面潮紅

頻度は0.1%~5%未満
顔面潮紅(がんめんちょうこう)と読みます。

重大な副作用ではありませんが、この薬を飲み始めたころに起こりやすい副作用をご紹介します。
症状としては、顔が赤くります。
この薬は血管を広げることで、血圧を下げる薬です。
つまり、血管を広げて、血流も良くなることで一時的に顔が赤くなることがあります。
続けて薬を飲んでいれば、次第におさまることが多いので、心配しなくても大丈夫でしょう。
ただ、症状が中々引かないときは、医師に相談してみてください。

その他の副作用のまとめ

『0.1%~5%未満』
AST(GOT)・ALT(GPT)・LDH等の上昇、クレアチニン・尿素窒素の上昇、尿蛋白陽性、頭痛、頭重感、めまい、立ちくらみ、肩こり、顔面紅潮、、動悸、熱感、心電図異常(ST低下、 T波逆転)、血圧低下、嘔気・嘔吐、腹痛、発疹、白血球数・好中球・ヘモグロビンの変動、浮腫(顔、下肢等)、全身倦怠感、頻尿、血清コレステロールの上昇、CK(CPK)・尿酸・血清カリウム・血清リンの変動

『0.1%未満』
Al-Pの上昇、尿沈渣陽性、眠気、不眠、手指振戦、もの忘れ、胸痛、心胸郭比の上昇、頻脈、房室ブロック、冷感、便秘、腹部膨満感、口渇、歯肉肥厚、胸やけ、下痢、発赤、そう痒感、赤血球数、ヘマトクリット・好酸球・リンパ球の変動、脱力感、腓腸筋痙直、眼周囲の乾燥、目の充血刺激感、味覚異常、尿糖陽性、空腹時血糖、総蛋白・血清カルシウム・CRPの変動、咳嗽

『頻度不明』
しびれ、期外収縮、徐脈、光線過敏症、耳鳴

多くの方が使っている薬でも危険な副作用があります。
副作用が出た時は、対処スピードが重要です。

薬の副作用なのか、体調不良や病気によるものなど原因は多々あります。
実際には医師・薬剤師でも判断はかなり難しいものです。
少しでも気になることがあれば、ご相談ください。
医師には言いづらいこともあると思います。
その際は、お気軽にかかりつけの薬剤師に相談してくださいね!

この記事を読んでくださった皆さんは知識が増えただけでなく、自分自信を守る方法も増えましたね。
「副作用は常に隣り合わせ!」を忘れずに!!

参考
PMDAホームページ
添付文書

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この記事を書いた人

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【ひよこ薬剤師1】
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