メトグルコ錠(メトホルミン)の副作用と豆知識【糖尿病】

糖尿病の治療によく使われている優秀な薬の1つ

メトグルコ錠(メトホルミン)

先発品:メトグルコ
ジェネリック名(一般名):メトホルミン

 糖尿病と診断された方でこの薬を飲んでいる人は多いです。

この薬は、インスリンを分泌させることなく、血糖値を下げる薬です。
メインの作用としては、肝臓での糖の生成を抑えて血糖値を下げます
他にも、末梢組織での糖の取り込みの促進腸での糖の吸収を抑える作用もあります。 
そのため、インスリンを分泌させる薬など、他の糖尿病薬と一緒に飲むことも多いです。
もちろん単独でも効果はあります。

目次

 豆知識

糖尿病については、『アマリール(グリメピリド)』『テネリア(テネリグリプチン)』『セイブル(ミグリトール)』『スーグラ(イプラグリフロジン)』もご参照ください。

検査値 

糖尿病の患者さんなら良く聞く検査値、HbA1c(ヘモグロビンエイワンシー)
この検査値は、過去1~2か月の結党の状態を表わしています。
これで、過去の食生活の乱れなどもバレてしまいますね。

便利な配合剤が増えている 

余談ですが、
最近は、メトグルコ(メトホルミン)が含まれた、配合剤が増えています。
配合剤とは、他の薬が混ざって一粒にしたものです。
このメトグルコ(メトホルミン)を含んだ配合剤は、イニシンク配合錠、エクメット配合錠、メタクト配合錠などがあります。

錠剤をたくさん飲んでいる方は、少しでも錠数を減らしたいものですよね!
そのためには配合剤は有益だと思います。もちろんデメリットもあるのですが、それもまたの機会に。 

糖尿病を放置すると、足が腐って切断することになったり、目の神経が壊れて失明したり、腎臓が壊れて透析になったりと治療をとしないと本当に怖い病気なので、しっかりと治療をしていきましょう。

重大な副作用のまとめ

重大な副作用とは、命の危険があるもの副作用が出た際に身体に重大な影響があるもの等の副作用症状ですので、是非、目を通していただいて、頭の片隅に置いておいてください!
簡単な症状も記載しておきますので、参考にしてください。

※副作用は必ず起きるものではございません
※ご自身の判断で使用を中止せず、異常がある時は必ず医師・薬剤師にご相談ください

乳酸アシドーシス

頻度不明
乳酸アシドーシス(にゅうさんあしどーしす)と読みます。

乳酸の産生が増えたり、代謝が低下することにより血液中に乳酸がたまって血液pHの低下などを起こします。
乳酸アシドーシスは予後不良のことが多いと言われています。
この乳酸アシドーシスが起こりやすくなる要因として、
・脱水状態にある
・過度のアルコールの摂取
・感染症
・肝機能が悪い
・腎機能が悪い
・高齢者

等の時、乳酸アシドーシスが現れやすいと言われています。
症状は様々ありますが、 胃腸症状(腹痛、嘔吐、下痢など)体のだるさ筋肉痛過呼吸などの症状が現れることがあります。
これらの症状があらわれた場合は、病院を受診してください。

低血糖

頻度は5%以上
低血糖(ていけっとう)と読みます。

血糖値が、60‐70 mg/dL未満なると低血糖症状が現れやすくなります。
低血糖は、冷や汗吐き気強い空腹感寒気動悸手足の震えふらつく力のぬけた感じがする頭が痛いぼんやりする目の前が真っ暗になって倒れそうになるなどの症状が現れます。
最悪の場合、昏睡などもあります。
低血糖症状が現れたらすぐに糖分補給をしてください。(できればブドウ糖が良いですよ!)
自分ではどうしようもなくなったら、直ちに救急車を呼んでください!

肝機能障害、黄疸

頻度不明
肝機能障害(かんきのうしょうがい)、黄疸(おうだん)と読みます。

AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-Pの上昇等を伴うこともあります。
症状としては、体のだるさ食欲がない発熱発疹吐き気・おう吐などです。
黄疸の症状は、目の白い部分が黄色になるなどが現れます。
血液検査をしなければ、体調不良との見分けが難しいので、異常があればご相談ください!
詳しくはこちら『肝機能障害、黄疸の症状とは』

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横紋筋融解症

頻度不明
横紋筋融解症(おうもんきんゆうかいしょう)と読みます。

筋肉が壊れて、溶けてしまうイメージです。
症状としては、運動もしてないのに手足の筋肉が痛む手足がしびれる手足に力がはいらない全身がだるい尿の色が赤色になる等があります。
筋肉が壊れるだけでなく最悪の場合、他の臓器にダメージを与えて、重い障害を残すこともあります。
違和感があればすぐに受診して、血液検査をしてください。

その他の副作用のまとめ

『5%以上』
下痢、 悪心 、食欲不振、腹痛、嘔吐、乳酸上昇

『1%~5%未満』
消化不良、腹部膨満感、便秘、胃炎、肝機能異常、CK上昇、血中カリウム上昇、めまい・ふらつき

 『1%未満』
胃腸障害、放屁増加、貧血、白血球増加、好酸球増加、白血球減少、発疹、そう痒、BUN上昇、クレアチニン上昇、血中尿酸増加、全身倦怠感、空腹感、眠気、動悸、脱力感、発汗、味覚異常、頭重、頭痛、浮腫、ビタミンB12 減

 『頻度不明』
血小板減少、ケトーシス、筋肉痛

多くの方が使っている薬でも危険な副作用があります。
副作用が出た時は、対処スピードが重要です。

薬の副作用なのか、体調不良や病気によるものなど原因は多々あります。
実際には医師・薬剤師でも判断はかなり難しいものです。
少しでも気になることがあれば、ご相談ください。
医師には言いづらいこともあると思います。
その際は、お気軽にかかりつけの薬剤師に相談してくださいね!

この記事を読んでくださった皆さんは知識が増えただけでなく、自分自信を守る方法も増えましたね。
「副作用は常に隣り合わせ!」を忘れずに!!

参考
PMDAホームページ
添付文書

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この記事を書いた人

複数の薬剤師で運営しております。
【ひよこ薬剤師1】
調剤薬局で働いている現役薬剤師です。
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