グラクティブ錠(シタグリプチン)の副作用と豆知識【糖尿病】

 血糖値を下げる薬としてよく使われている優秀な薬の1つ

 グラクティブ錠(シタグリプチン)

先発品:グラクティブ
ジェネリック名(一般名):シタグリプチン

この薬は12.5mg、25mg、50mg、100mgの4種類があります。
このグラクティブは『ジャヌビア』と同じ成分の薬です。
同じ成分で2つも薬があるなんて変ですよね・・・
そのへんは製薬会社の利益のために色々とあるのでしょう。

糖尿病と診断された方でこの薬を飲んでいる人は多いです。
糖尿病と診断された方は合併症を防ぐためにもしっかりと治療をしましょう。

目次

 グラクティブはよく使われている

糖尿病については、『アマリール(グリメピリド)』『テネリア(テネリグリプチン)』『セイブル(ミグリトール)』『スーグラ(イプラグリフロジン)』『メトグルコ(メトホルミン)』もご参照ください。

糖尿病の薬は「1度飲み始めたら止められない」と聞いたことはありませんか? 
生活環境にもよりますが、間違いではありません。
長い期間飲み続けることが多いのが現状ですね。

薬を使っているからと言って、食生活や運動を放り投げて良いわけではありません。
食生活もしっかりと整えて激しすぎない無理のない運動を取り入れて、そのうえで薬による治療をしましょう。
糖尿病の薬は日々増えていますが、新しい薬は高い傾向もあります。
経済的にみても、少しでも薬を減らせるようにご自身でも努力する必要があります。

糖尿病を放置すると、足が腐って切断することになったり、目の神経が壊れて失明したり、腎臓が壊れて透析になったりと治療をとしないと本当に怖い病気なので、しっかりと治療をしていきましょう。

重大な副作用のまとめ

重大な副作用とは、命の危険があるもの副作用が出た際に身体に重大な影響があるもの等の副作用症状ですので、是非、目を通していただいて、頭の片隅に置いておいてください!
簡単な症状も記載しておきますので、参考にしてください。

※副作用は必ず起きるものではございません
※ご自身の判断で使用を中止せず、異常がある時は必ず医師・薬剤師にご相談ください

アナフィラキシー反応

頻度不明
症状としては、呼吸困難(息苦しさ)冷や汗血圧の低下意識の消失胸の痛み体が赤くなる(じんましん)などが現れます。
すぐに、受診か救急車を呼んでください!
詳しくはこちら『ショック、アナフィラキシーとは』

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皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)

頻度不明
皮膚粘膜眼症候群(ひふねんまくがんしょうこうぐん)、Stevens-Johnson症候群(スティーブンス-ジョンソンしょうこうぐん)と読みます。

症状としては、高熱(38℃以上)目の充血まぶたのはれくちびるのただれ排尿・排便時の痛み皮ふの広い範囲が赤くなるなどが現れます。
放置していると、ひどい症状になることもあるので、異常が現れたら病院を受診してください。

低血糖

頻度は4.2%
低血糖(ていけっとう)と読みます。

糖尿病薬の中では比較的低血糖が出にくい薬ではありますが、他の糖尿病薬と一緒に使うことも多いので覚えておいてください。
血糖値が、60‐70 mg/dL未満なると低血糖症状が現れやすくなります。
低血糖は、冷や汗吐き気強い空腹感寒気動悸手足の震えふらつく力のぬけた感じがする頭が痛いぼんやりする目の前が真っ暗になって倒れそうになるなどの症状が現れます。
最悪の場合、昏睡などもあります。
低血糖症状が現れたらすぐに糖分補給をしてください。(できればブドウ糖が良いですよ!)
自分ではどうしようもなくなったら、直ちに救急車を呼んでください!

肝機能障害、黄疸

頻度不明
肝機能障害(かんきのうしょうがい)、黄疸(おうだん)と読みます。

AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-Pの上昇等を伴うこともあります。
症状としては、体のだるさ食欲がない発熱発疹吐き気・おう吐などです。
黄疸の症状は、目の白い部分が黄色になるなどが現れます。
血液検査をしなければ、体調不良との見分けが難しいので、異常があればご相談ください!
詳しくはこちら『肝機能障害、黄疸の症状とは』

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急性腎障害

頻度不明
急性腎障害(きゅうせいじんしょうがい)と読みます。

簡単に言うと、腎臓の機能が低下することをいいます。
腎臓の大きな役割は、いらなくなった老廃物やナトリウム、塩素、カリウムなどの体内で使われる成分のいらない分を尿として排泄します。
腎障害が重症化すると、人工透析になることもあります。
症状としては、尿量が少なくなる発疹むくみ体がだるい等が現れます。
むくみが急に強くなったり、尿の異常などが現れたら、主治医に相談してください。

急性膵炎

頻度不明
急性膵炎(きゅうせいすいえん)と読みます。

その名の通り膵臓(すいぞう)に炎症が起こることです。
症状としては、持続的な激しい腹痛急に胃のあたりがひどく痛むおう吐などの症状が現れます。
お腹の痛みはのけぞると強くなり、かがむと弱くなる傾向があります。
このような症状が現れたら病院を受診してください。

間質性肺炎

頻度不明
間質性肺炎(かんしつせいはいえん)と読みます。

肺は直径が約0.1~0.2mmくらいの肺胞(はいほう)と呼ばれる小さな袋が集まってできています。
例えるとブドウの房みたいな感じですね。
間質性肺炎(かんしつせいはいえん)は、この肺胞(ブドウの実)の壁や周辺に炎症が起こり硬くなるイメージです。
そうすると、うまく酸素が取り込めず、血液中の酸素が減ってしまい息が苦しくなります
症状がひどいと、酸素ボンベを常に付けながらの生活をすることもあります。
症状としては、階段を登ったり、少し無理をしたりすると息切れがする・息苦しくなる乾いたせきが出る発熱等が現れます。
これらの症状が現れたら加齢だからとは思わずにご相談ください。

腸閉塞

頻度は0.1%
腸閉塞(ちょうへいそく)と読みます。

食べ物や栄養素が通過し、吸収するのが小腸や大腸です。
その小腸・大腸が狭くなったり、塞がることで内容物が通れなくなってしまいます。
症状としては、便秘お腹が張る持続する腹痛吐き気等が現れます。
このような症状が現れたら、主治医にご相談ください。

横紋筋融解症

頻度不明
横紋筋融解症(おうもんきんゆうかいしょう)と読みます。

筋肉が壊れて、溶けてしまうイメージです。
症状としては、運動もしてないのに手足の筋肉が痛む手足がしびれる手足に力がはいらない全身がだるい尿の色が赤色になる等があります。
筋肉が壊れるだけでなく最悪の場合、他の臓器にダメージを与えて、重い障害を残すこともあります。
違和感があればすぐに受診して、血液検査をしてください。

血小板減少

頻度不明
血小板減少(けっしょうばんげんしょう)と読みます。

その名の通り、血液中の血小板が少なくなります。
症状としては、青あざができやすい歯磨きの時に出血しやすい生理出血が止まりにくくなって出血量が増える鼻血などが現れます。
そのような症状がでた場合にはご相談ください。

類天疱瘡

頻度不明
類天疱瘡(るいてんぽうそう)と読みます。

皮ふに起こる症状です。
症状としては、皮膚にかゆみを伴う水疱やびらん湿疹のようなものが現れます。
症状が現れたら医師に相談してみてください。

その他の副作用のまとめ

『0.1%~2%未満』
浮動性めまい、感覚鈍麻、糖尿病網膜症の悪化、回転性めまい、上室性期外収縮、心室性期外収縮、動悸、鼻咽頭炎、腹部不快感(胃不快感を含む)、腹部膨満、腹痛、上腹部痛、悪心、便秘、下痢、鼓腸、胃ポリープ、胃炎、萎縮性胃炎、びらん性胃炎、歯周炎、胃食道逆流性疾患、口内炎、肝機能異常、発疹、湿疹、冷汗、多汗症、空腹、浮腫、倦怠感、心電図T波振幅減少、体重増加、赤血球数減少、ヘモグロビン減少、ヘマトクリット減少、白血球数増加、ALT(GPT)増加、AST(GOT)増加、γ-GTP増加、血中ビリルビン増加、血中LDH増加、CK(CPK)増加、血中コレステロール増加、血中尿酸増加、血中尿素増加、血中クレアチニン増加、血中ブドウ糖減少、低比重リポ蛋白増加、血中トリグリセリド増加、尿中蛋白陽性

 『頻度不明』
頭痛、上気道感染、嘔吐、皮膚血管炎、じん麻疹、血管浮腫、そう痒症、関節痛、筋肉痛、四肢痛、背部痛、RS3PE症候群

多くの方が使っている薬でも危険な副作用があります。
副作用が出た時は、対処スピードが重要です。

薬の副作用なのか、体調不良や病気によるものなど原因は多々あります。
実際には医師・薬剤師でも判断はかなり難しいものです。
少しでも気になることがあれば、ご相談ください。
医師には言いづらいこともあると思います。
その際は、お気軽にかかりつけの薬剤師に相談してくださいね!

この記事を読んでくださった皆さんは知識が増えただけでなく、自分自信を守る方法も増えましたね。
「副作用は常に隣り合わせ!」を忘れずに!!

参考
PMDAホームページ
添付文書

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この記事を書いた人

複数の薬剤師で運営しております。
【ひよこ薬剤師1】
調剤薬局で働いている現役薬剤師です。
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